第6回会計税務講座
 らくらく作成!収支決算書

 ●講師:成田由加里さん(公認会計士・税理士)
 ●日時:2009.2/24(火) 13:30〜16:30

 
2月24日会計講座の様子
 3月に年度末を迎える所はそろそろ決算を見据えた会計処理の時期。NPO法人は、年度終了後三ヶ月以内に毎年、県に収支決算書を提出しなければなりません。この収支決算書は、企業の決算書と違い、NPO特有のものです。公認会計士・税理士の成田由加里先生から収支決算書の作成ポイントを学びました。

 大事なのは日頃からの現金管理です。現金出納帳と現金残高が合っているかを確認し、代表や理事の承認をもらう必要があります。また、預金出納帳と期末の通帳残高が合っているかの確認も必要です。日々の会計を『NPO会計日誌』や、パソコンにつけて科目別の集計をしておくことも大切です。
 またNPO法人は、区分経理に気をつけなければなりません。区分経理では、NPO法でNPO事業に入るか、その他の事業か・収益か非収益かの4つの区分のどこに入るか確認をします。
 決算期が近づいたら、決算スケジュールを余裕をもって立てましょう。決算書類を作成し、監査を受け、総会を開催し、その後の資料提出等までの作業をスケジュールに従って進めていくと見落としを防ぎ、作業が楽になります。

 その他、作成のポイントとして、収支決算書→貸借対照表→財産目録の順で作ると楽に作れること。(特活)長野NPOセンターが作成した収支決算書・貸借対照表チェックリストで確認をしながら進めていくと、ミスは減少すること。また、税理士などへの個別の相談も望ましいといったお話を頂きました。

 プラザでは、毎月1回、専門相談会を開催しています。日々の会計業務から決算書作成、税金のことなどNPO会計に詳しい税理士が相談を受けています。皆様のご利用、お待ちしています。

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