|
|
テレビや新聞などに紹介されると、団体の知名度や注目度は飛躍的に上がります。でも、どんなにたくさんマスコミにプレスリリースを送っても、記者の目に止まらなければ、記事として扱ってもらえません。
プロデューサー・演出家として、数々のイベントを手がけてきた吉川由美さんにマスコミが注目するプレスリリースの方法を教えていただきました。
プレスリリースを出す最大の目的は、その内容に興味・関心を持ってもらい、結果、記事として取り上げられることです。取り上げられるために、一番大事なのは、【企画の段階で、何かキラリと光るところや個性があるかどうか】で、そこをクリアしたら、プレスリリースを記事に取り上げられるためのポイントを押さえる必要があります。
【記事に取り上げられるポイント】
(1)社会的必要性のあるニュース
(2)意外性(“仙台初!”“高齢者にしては珍しい”など)
(3)必要性(これは必要と思うもの)
(4)時代性(“今ならこれだ!”と思うもの)
(5)将来性(将来的にこれは必要と思うもの)
(6)社会性(第三者の共感を得られるもの)
※特に(3)と(6)は必ず含ませます。
記者は毎日、膨大な数のプレスリリースを目にしています。その中から取り上げて貰うための具体的なプレスリリースの書き方などにもポイントがあります。
●冒頭 |
「拝啓…」などの挨拶文は必要ない。 |
●タイトル |
「面白そう!」と思わせないと、次の文まで読ませらないので「キーワード」や「キャッチコピー」などを使って記者が興味を持つようなタイトルをつけること。 |
●リード文 |
最初の5行で決まります!プレスリリース内容がほぼ把握できるよう、5W1H(いつ、誰が、どこで、何を、なぜ、どのように)と「いくらで(値段)」を盛り込み、大まかな説明を述べてしまうこと。 →「なぜ」の部分に「なぜこれを行っているのか」という社会性・必要性を説明する。(この部分は省かない) |
●枚数 |
なるべくA4用紙 1〜2枚で。 |
●手段 |
FAX、メールまたは持ち込みで。
→画像がある時は、1MB位に小さくし、メールに添付する。 |
プレスリリースは、できるだけわかりやすく簡潔に内容を絞って書きましょう。
また、記事を取り上げる記者も同じ人間です。「記者はプロジェクトの一員」と思い、いい気持ちでお互いに仕事ができるよう敬意を持って接しましょう。記事や番組に取り上げられたときは、「こんな反応がありました。」という事後報告も忘れずに。
|