税金はとても身近なものであるはずなのに、イマイチその仕組みや制度がどうなっているのか分からず、どう処理すればいいか分からない…とお悩みの方々も多いのではないでしょうか。
今回はそういった問題を解消するための税制・税務について学びました。
まず日本の税制の概要説明のあと、NPOに関わりの深い税金や平成15年度に改正された消費税法について、また課税の有無の判断基準についてのお話でした。
消費税法の改正によって基準年度の課税売上が1,000万円を超える事業者に(従来は3,000万円)納税義務が生じることになるため、該当するNPO法人も増えているようです。そのため「課税取引が1,000万円を超えるかどうかを知る必要があるので、日々の取引が課税されるのか非課税なのかを区別して経理していくのがとても大事」ということでした。
最後に青木先生は「税金を納めるために会計経理をするわけではなく、会計はお金がどのようにNPO活動に使われ活かされているかを示すものであり、その透明性を現す表すものであるということを忘れないで欲しい」とお話され、NPOの税務の講座は終了しました。
最後まで熱心に受講していた参加者の皆様からは、「時間が短かった」「なんとか自分たちで税務をやっていけそう」という感想をいただきました。
次回の8月の講座は「効率的会計処理の方法」です。会計の基礎資料となる証ひょう書類の扱い方などを学んで、スムーズな会計処理を目指します。ぜひご参加ください。
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