【講座内容】
1 会計業務の流れ
2 収支計算書の構造と貸借対照表との関係
3 仕訳のルール
資金の範囲の概念
振替伝票の記載
計算書類の科目例
4 仕訳のワーク
1つの取引には現金の減少と商品の増加など、必ず2つ以上の取引要素が含まれている。これらの要素を借方・貸方に分け、勘定科目と金額をさだめることを仕訳という。会計の最大のポイントが仕訳と言われるのは、これが会計を構築する全ての基となるからである。
ひとつひとつ正しく仕訳を切ることが、正確な財務諸表作成につながる。
仕訳には「資産・費用の増加は借方(左側)、負債・資本・収益の増加は貸方(右側)に分ける」「資産の減少は貸方(右側)、負債・資本の減少は借方(左側)に分ける」という原則がある。この時、借方・貸方の双方の金額は必ず一致する。
NPO法人は資本金に関する規定がなく、資本金なしで設立できることが大きな特徴で、収入科目に「会費収入」「助成金収入」「寄付金収入」など特有のものがある。また、会計基準がないうえに、一般的な企業会計と異なる部分も多い。
仕訳処理の基本を覚えるため、仕訳を切るワークを実施した。
そして最後に講師の平野さんから「会計の知識を実際に活かせるようになるには時間がかかるかもしれないですが、会計は奥が深く興味深い世界。ぜひそれぞれの団体で力を発揮できるよう頑張ってください。」という言葉があった。
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