つかの間の梅雨の晴れ間に恵まれた7月12日。60名の参加者でにぎわう中、トークセッション「NPOと行政の委託を考える」が行われました。
NPOへの行政の委託が増えつつある中で、「実績を重ねて、力があることを分かってもらう事が大切」というNPO法人環境会議所東北の山岡講子常務理事に対し、「委託金がとても少なく迷ったが、委託事業をすることでミッションの実現に近づくし、団体のレベルアップのきっかけにもなると受託した」と話す冒険あそび場−せんだい・みやぎ連絡会−の米倉正子理事。
そして「宮城県は、ガイドラインを作って確実にNPOへの委託を増やしてきているが、まだNPO・行政共にそのあり方に慣れていない」と県環境生活部の渡邊光子次長。
コーディネーター役のNPO法人杜の伝言板ゆるるの大久保朝江代表理事は、「人件費の算定が対企業と違ってかなり安く見積もっているのではないか」など、4人それぞれが持論を展開する本音のトークセッションとなり、
参加者からは、"おもしろいトークになったぞ"と好評でした。
セッション終了後はビールとワインで喉を潤しながら、行政や企業、そして県内各地から訪れた様々な分野のNPOの方々が紫陽花で飾るテーブルに集い、話の輪が広がりました。
[トークセッション 行政とNPOの委託を考える]
●パネリスト
山岡講子氏(NPO法人環境会議所東北 常務理事)
米倉正子氏(冒険あそび場−せんだい・みやぎ連絡会− 理事)
渡邊光子氏(宮城県環境生活部 次長)
●コーディネーター
大久保朝江氏(NPO法人杜の伝言板ゆるる 代表理事)
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