交流サロンを会場に、約50名の関心のある方が集まり開催。参加者は、NPOの方はもちろん企業関係者も目立ち、関心の高さを示していました。
先に県行政管理課の菊田さんから「住民サービスの向上と管理経費の節約」を図る目的とした制度の解説と手続き条例の概要について説明がありました。
引き続きパネルセッションへ。
「仙台市子育てふれあいプラザ(通称のびすく仙台)」の指定管理者である(特活)せんだいファミリーサポート・ネットワーク代表理事の小林さん、東北大学大学院経済学部教授で(特活)せんだい・みやぎNPOセンター代表理事の大滝さん、県行政管理課の渡辺さんの3名をパネラーに迎え、杜の伝言板ゆるるの大久保のコーディネートでセッションが進めらました。
小林さんから、行政からの条件を受け入れて契約してしまえば「たとえ光熱費が足りなくなろうとも契約の中でやりくりしなければならない」と見積もりの甘さが運営に響くことになりかねないことを指摘。
大滝さんは、「指定管理者選定の基準作りに関して、市民参加による選定委員会や公募の仕組みの確立も大切」と話す一方で、「施設管理を行おうとする場合は、NPOの使命に合致しているか、また、長期的な計画と整合性が図られるかを問い直してみる必要がある」と主張。
まとめでは「NPOも行政も、指定管理者制度をNPOと行政が協働する絶好のチャンスと捕らえよう」と話を結びました。
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