にぎわいサロン
 全ての人が暮らしやすい地域を考える

 ●主催:みやぎ宅老連絡会
 ●日時:2004.11/3(水) 10:00〜16:00


 






 あいにくの大雨にもかかわらず、会場は50人近い参加者でにぎわいました。
 挨拶として、みやぎ宅老連絡会会長の内海静子さんが、これまでの福祉や施設の在り方について問題点を提起されました。
 「小さいことはいいことだ」というキャッチフレーズに基づくユニットケアは、たとえ痴呆でも個別の丁寧な介護が可能で、利用者のニーズに合っており、人と向き合う施設にはぴったりだとお話しされました。

 パネルディスカッションでは、まずそれぞれの施設や事業の説明をしました。パネラーは石巻地域総合生活支援センターの斉藤康隆さん、NPO法人在宅緩和ケア支援センター虹の中山康子さん、NPO法人杜の伝言板ゆるるの大久保朝江さんで、コーディネーターは宮城県庁環境生活部次長の渡邊光子さんが務めました。
 それから「地域の壁を乗り越えること」「行政に対して願うこと」について意見が出された後、参加者から次々質問の手が挙がり、午後に持ち越しとなるほどでした。

 昼をはさんで4〜5名に分かれグループワークが行われました。各自の体験や意見、具体的な対処法や取り組みなどを話し合い、グループごとに発表しました。参加者は発言の一つ一つにうなずき、特に「理由無き行動はない」「互いに向き合うことが必要」という言葉に納得していた様子でした。

 最後に総括として、いずみの杜診療所の山崎英樹先生より、医師の立場から、薬とその作用や具体的な症例を基にして老人医療をわかりやすく解説してくださいました。そのお話はそれまでの質問や疑問に大きく関係していたので、参加者は食い入るように聞いていました。
 大盛り上がりのうちに、拍手で無事終了となりました。参加者のみなさんの表情はとても満足げでした。


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