平成18年4月から介護保険制度が大幅に改正されることを受けて、制度改正を学ぶ学習会が開かれました。主催は"福祉NPOネットワークみやぎ"。県内で高齢者福祉等の活動に取り組む4つの福祉NPOが集まって結成したネットワーク団体です。
学習会では、重点学習項目として設定した「地域密着型小規模多機能施設」「介護予防」「地域包括支援センター」の3項目を中心に、宮城県と仙台市の担当課の方からの説明が行われました。説明の後は、それぞれの質疑応答となり、70名を越える参加者から次々と質問があがりました。
学習会開催の時点では自治体の方向性がまだ確定していない部分が多かったようで、全ての質問に明確に回答できる状況とは言えず、参加者からのアンケートにも「何とか概要がわかった」という声があった一方で、「充分理解できなかった」との声も多かったようです。
主催者である"福祉NPOネットワークみやぎ"では、今後も、NPOならではの地域社会への貢献とは何かを考えたり、NPOの介護力の向上と経営力の向上を図るために、情報交換や研修会および政策提言を行うことを予定しているとのことです。
安心して、自分らしく暮らし続けることのできる地域づくりのために、また、ひとつ新たな活動が始まりました。
講師:佐々木 清司さん
(宮城県長寿社会政策課課長)
壱岐 昇さん
(仙台市高齢企画課在宅支援係長)
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