NPO支援連携事業 【石巻地域】
 石巻 NPO・市民活動情報交換会

 ●日時:2009.6/22(月) 13:30〜15:30
 ●場所:石巻合同庁舎501会議室

 


 みやぎNPOプラザでは、県内各地のNPO支援組織や行政、社会福祉協議会等と連携し、NPOの基盤整備にむけて情報交換や交流の機会を作っています。
 今年度の最初は、石巻圏域で6月22日、石巻合同庁舎を会場に、「石巻NPO・市民活動情報交換会」を開催しました。みやぎNPOプラザ、石巻市NPO支援オフィスの他、石巻市、女川町、東松島市の自治体や社会福祉協議会から担当者が集まり、それぞれの現在の取り組みや課題を上げて情報交換を行いました。

■NPO法人の会計
 石巻市の指定管理者として、石巻市NPO支援オフィスを管理・運営し、NPOの運営相談も行っている(特活)いしのまきNPOセンター事務局長の木村正樹さんは、NPOの組織運営について次のように話しました。
 「NPO法人からの相談では「お金」に関することが多い。お金が「ある」という団体は税金のこと、「無い」という団体は助成金のことを相談に来る。例えば、寄付金は課税対象外になることなど、NPO会計の特徴を把握している税理士は、石巻地域では少ないのではないか。」と現状を伝えました。

■ボランティアによるサロン運営
 石巻市社会福祉協議会では、地域の人々が気軽に参加できる交流の場として、「ボランティアサロン」を設置し、その運営をボランティアに任せる取り組みを行っています。“読み聞かせ”“パソコン”“花遊び”など7つのサロンは、ボランティアがそれぞれの得意分野を活かす場になっています。
 合併によって市域が広がった石巻市。その旧1市6町をカバーしていくため、ボランティアが、サロン運営を通して自立し、それぞれの地域で活躍していくことが狙いです。

■東松島市「協働のまちづくり」
 東松島市からは、今年4月からはじまった「協働のまちづくり」の取り組みについて情報提供がありました。市内8地区の住民自治組織に、市民センターの運営を任せたり、財源を配分するなどして、住民自らが地域課題の解決や地域活性化に取り組める仕組みとしてスタートさせたものです。
 今後の課題としては、いかにしてさらに多くの住民が自発的に参加していくか、事務局機能を果たしていくための人材育成などをあげました。

 その他にも、各地域で住民のNPO・市民活動に対する意識に違いがあることや、各所のNPO施策の現状などについても情報交換が行われました。
 隣接する市町とは言え、一度に集まりそれぞれの地域のNPO支援施策を聞く機会は少なかったという参加者。石巻圏域の連携を期待させる、顔合わせの場にもなりました。

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