傾聴という言葉がようやく認知されてきたのか、ゲストの森山さんの話を聞きたい、傾聴についてもっと知りたいと、30代〜70代の9名が参加されました。
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活動をはじめたきっかけは、母親が認知症でグループホームに入所したものの、話し相手がいたら寂しい思いをさせることはなかったのではないか、また、国内の自殺者が年間3万人を超えている現状を知り、話し相手がいれば自殺を阻止することも出来たのではないか…などの思いから、太白区社会福祉協議会の「傾聴ボランティア講座」に参加した30名のなかの10名で発足。
現在の活動は、高齢者施設(介護老人保健施設、デイサービス、ケアホームなど)への訪問、地域包括支援センターや社会福祉協議会と連携し、個人宅に出向き相手が抱える悩みを聞く活動をしているほか、一般市民を対象にした傾聴活動を月1回(第一土曜日の10:00〜15:00)、福祉プラザで行っている。
傾聴とは、相手の話にしっかり耳を傾けること。その人を否定しないで受け入れ、受け止める姿勢が大事。また、「聞かせていただく」という姿勢も「傾聴ボランティア」には大切。その他にも、相手の目を見ながら相槌を打ったり、真正面に座らずにちょっと斜めに座るなどのポイントを押さえることで、相手に心を開いて気持ちよく話してもらうことができる。
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ゲストのお話の後のティータイムは和やかな雰囲気のなか、年代層の違う参加者から様々な質問が出され、さながら人生とは何ぞやということにも話がおよびました。また、「自分も傾聴活動をしてみたい」「今日はいろいろな話を聞くことができて面白かった」などの感想をいただきました。
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